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◆■■第24回 万年筆って、どこをどう持てばいいの? [万年筆の基礎知識]

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 今再び、現代人の心をとらえ始めている「万年筆」の神秘と奥深さにせまる
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 ■■ なぜ人は、万年筆に魅了されるのか ■■
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こんにちは、吉尾武訓です。


ラミーサファリ、ジャパンリミテッドが発売されます。

お色のチョイスが驚きです。


くわしくは編集後記で。


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 ■■ セーラー万年筆 ペンクリニック 開催情報(随時更新)
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 ■ ペンクリニック


日程 : 2010年11月5日(金)~7日(日)

時間 : 午前10:00~午後6:00 (最終日午前10:00~午後5:00)

場所 : 丸善 丸の内本店 (東京都 千代田区)

 ペンドクター : 川口 明弘氏

お問い合わせ : TEL 03-5288-8881


 ■ その他のペンクリニック・インク工房の日程を見てみる。
 
 ⇒ http://www.sailor.co.jp/NEWS/event/index.html


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 テーマ : 万年筆の基礎知識
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 ◆■■第24回 万年筆って、どこをどう持てばいいの?
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■それでは今日の内容です。


本日の内容は、

「万年筆の正しい持ち方」です。


あまり早い段階でこのような話をすると

「あぁ、やっぱ万年筆ってムズカシイ!」

ってなるといけないので、

あえてこの話はあとに残しておりました。


まぁでも、そろそろいいかなぁと思って

満を持してご紹介します。


最初に断っておきますが、

今回の内容のとおりに矯正しなければいけないというわけではありません。

「ふ~~ん」程度でけっこうです。



ではいきます↓



■まずは

「万年筆の軸の、どのあたりを持てばいいの?」です。


これは本当に、人によってまちまちです。

そこで私がもし、お客様にたずねられた場合は


「ペンを持ったときに、人差し指と親指でワッカができます。

その中心に、ペンの重心が来るあたりが一番書きやすい持ち位置です。」


とお答えします。

どういうことかくわしく説明します。



◆まず、お近くのペンを持ってみてください。


そのとき、

ペンの軸の上で人差し指の先と親指の先が出会って

ワッカができていると思うんですよ。


そのワッカの中心に、万年筆の重心

(万年筆を指の上でヤジロベー(天秤)のようにしたときに

 つりあいのとれるポイント)

が来るのが、もっとも万年筆の筆記しやすい持ち位置といわれています。


ぜひ一度試してみてください。

ペンが軽く感じると思います。



■次に「筆記角度はどれくらいが理想か?」です。


筆記角度とは、あえて数学チックに言うと、

ペン先を紙に当てたときにできる、紙とペンを2辺とする

その間の角度です。


ここで思い出してほしいのは、

「万年筆は筆圧をかけずに書く筆記具」ということです。


ですから、ボールペンのように垂直(90度)に立てて書くようには

万年筆は設計されていません。


万年筆の理想の筆記角度は、45~60度くらいです。


中にはもっと寝かせて、

30度くらいで書かれる人もいらっしゃいます。


そうすることで、自然と筆圧が抜けて、

万年筆の書き味がわかるようになります。



■次に「キャップはペンのお尻に差した方がいいのか?」です。

これけっこうよく聞かれます。


この答えは、先ほどの重心のお話が関係します。


というのも、

キャップをはずした状態と、

キャップをお尻につけた状態では、

重心の位置は変わりますよね。


ですから、首軸のあたりを持って書かれる人は

キャップをはずした方が書きやすいでしょうし、

真ん中か後ろの方を持って書かれる人は

キャップをつけて書いた方が書きやすいでしょう。


ちなみに国産の万年筆は、

キャップをお尻につけたほうが書きやすいように

設計されているそうです。


逆にラミーサファリとか、ぺリカーノJr.などは

首軸が三角形になっていて、

ペンの前の方を持って書くように設計されていますよね。

この場合は、キャップをはずした方が書きやすいです。



■最後に、「ペン先はどちらを向いていればいいのか?」です。


この「筆記時のペン先の向き」というのは、

クセをもった方が非常に多いです。

万年筆を長年お使いの人でも多く見られます。


たとえば、実際に筆記していて、

ペン先のロゴが見える人は、左にひねっています。

ペン芯の真裏が見えている人は、右にひねっています。


では、この「ひねった」状態で書くとどうなるのでしょうか?


まず、筆記するときに

ペンポイントの間のインクがたまっている部分が

紙に当たりづらくなります。


ですから、このようなクセがあると、

前にご紹介した「ミュージック」や「スタブ」といったペン先では

思うように書きにくいです。


さらに、ペンポイントの片方だけすり減ります。

「片べり」という現象です。


ですから万年筆で筆記するときに、一番いいペン先の向きは、

紙に対して「まっすぐ水平」です。


ペンポイントのインクが出る部分が、

しっかり紙に当たるように書くことを心がけると、

自然とそうなります。



・・・と、万年筆の持ち方をご紹介しましたが、

あくまで「理想」です。


このほかにも、

●手のひらの中に卵がひとつ入るくらいが良い。

●親指のふしが自然に曲がるのが良い。

●強く握るのは良くない。

などがありますが、

ご紹介しておいてなんですが、無視してけっこうです。


むしろこういうことを前もって知っておかないといけないと思うから、

「万年筆ってムズカシそう」というイメージがつくんですよ。


ですからまずは好きなように万年筆を使ってみて、

もし余裕があれば、

「正しい持ち方」にチャレンジしてみてください。



それでは今日はこの辺で、

いつかあなたが、最高の一本に出会えますように・・・。



■■ 編集後記


日本の教育では、まず最初に

日常に必要な知識から一番遠いところからスタートする傾向があります。


英語だってグラマー(文法)から始めますし、

歴史だって、何やらピテクスから始めます。


ですから「万年筆学」みたいなものがもしあれば、

今回のような内容は、教科書の1ページ目に載っていると思います。


ですが今回の知識を、万年筆を愛用している人に聞いても

ほとんどの人が「知らない」と答えると思います。


ちなみに私も万年筆をご紹介する立場になって初めて調べました。

別にいいんですよ。こういうことは。


それよりも、

万年筆は、まず使ってみる。

英語は、まず話してみる。

歴史は、今の世の中から逆にさかのぼってみる。


そのほうが、とっつきやすくて良いと思います。


それで、好きになったらくわしく勉強したらいいんです。

全部嫌いなら、勉強やめて働けばいいんですよ。


日本の教育や社会のあり方など、

もっともっと考える余地がありそうですね。



■ドイツの筆記具メーカー・ラミーの

「サファリ」シリーズが30周年を迎えました。


それを記念して、日本限定のカラーが発売されます。


その名も

「ラミーサファリ ジャパンリミテッド」です。

そのままです。


そのカラーリングは、日本の国旗をイメージした、

ホワイトとレッドのコンビネーション。


さわやかな白い軸に、赤のクリップと天冠部がついており、

かなりオシャレです。


万年筆のみの発売で、線幅は極細と細字。

中字は出ないそうです。


日本限定ですので、それは正しい選択ですね。

まぁ現行のホワイトの中字と、首軸とりかえられますけどね。


さらに、サファリのためにデザインされたという

ペンケースが付くモデルも発売されます。

これはのちのちレアなアイテムになりそうですね。


ご興味のおありの方は、お近くの販売店にお問い合わせください。


発売は11月中旬の予定です。



◆ラミーサファリ ジャパンリミテッドについて、

 くわしくはコチラ

⇒ http://www.lamy.jp/products/safari_jp.html



それではまた水曜日に。


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 今号も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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 発行人 : 吉尾武訓(よしおたけのり)



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◆■■第23回 試し書きするときのコツってなに? [万年筆の基礎知識]

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こんばんは、吉尾武訓です。

のっぴきならない用事で、配信が遅くなってしまいました。


ビスコンティの「ホモ・サピエンス」

年内入荷は無理そうです。


くわしくは編集後記で。


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 ■■ セーラー万年筆 ペンクリニック・インク工房 開催情報(随時更新)
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 ■ ペンクリニック


日程 : 2010年10月30日(土)~31日(日)

時間 : 午前10:00~午後5:00

(休憩 午後1:00~2:00、最終日 午前10:00~午後4:00)

場所 : 高島屋 高崎店 (群馬県 高崎市)

 ペンドクター : 川口 明弘氏

お問い合わせ : TEL 027-330-3962


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 テーマ : 万年筆の基礎知識
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 ◆■■第23回 試し書きするときのコツってなに?
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■それでは今日の内容です。



たいていの販売店は、

万年筆の試し書きをしたいと申し出ると、

その万年筆のペン先にボトルのインクをつけて書く

いわゆる「つけペン」の状態で手渡されます。


そして同時に

筆記具メーカーのロゴが入った試筆紙を出して

「どうぞ~」という感じで、試し書きをうながします。



実は、この一連の動作には

メーカーおよび販売員の

巧妙な「しかけ」が含まれています。


その「しかけ」を知らないあなたは

試し書きをして、その万年筆の書きやすさに驚き、

購入を決意するでしょう。


そして家に帰って、

実際に購入した万年筆を試してみると、


「・・・あれ? お店ではもっと書きやすかったのに・・・」


と思ってしまいます。



このようなミスマッチは、

あらかじめ、売り手側の「しかけ」を把握しておけば、

防ぐことができます。


今回はその「しかけ」についてお話します。



ではいきます↓



まず1つめの「しかけ」は、

試し書きの万年筆が、

「つけペン」の状態で渡されるということです。


もちろん試し書きするたびに

いちいち首軸にカートリッジインクを差して

インクを通すわけにもいかないので、

「つけペン」で渡されること自体は仕方ありません。


問題は、ペン先とペン芯に

かなり余分にインクが付着しているということです。


この状態で試し書きすると、

そりゃ書き味が良いように感じますよ。

インクがヌラヌラ出てきます。


ただこれは、実際に首軸からインクを通した状態とは

大きく異なります。

それで、家に帰って「あれ?」と思うわけですね。


これを防ぐためには、

あらかじめ販売員さんに断ってから、

ティッシュなどをあてて、

ペン芯の余分なインクを軽く吸い取りましょう。


そうすると書き味が、

実際にインクを通した状態に近くなります。

これでインクフローを正しく判断できますね。



セーラー万年筆のペン職人の長原幸夫先生いわく、


「ただボトルインクにつけただけなら、割り箸でも書けますよ。」


だそうです。



2つめの「しかけ」は、

販売員が用意してくる試し書き用の紙は、

筆記具メーカーや代理店が用意した、

かなり上質な紙であるという点です。


これらの用紙(試筆紙)は、メーカーや代理店に

「無くなったのでください。」と言えば

すぐに送って来ます。


上質な紙を使っているので

そんなに安いものでもないはずなのに、

「欲しい」と言えば、いくらでも送ってきます。



それはなぜでしょうか?



答えは簡単です。



全ては、お客様に試し書きで「書きやすい」と感じてもらい、

万年筆を買ってもらうためです。



ただ、あなたがふだん万年筆を使う用紙は

常に上質な紙とは限りません。


普通のノートやメモ帳かもしれません。

コピー用紙かもしれません。

ダイアリーや手帳かもしれません。


そうするとここでも、

お店と自宅での書き味のギャップが生まれます。


これを防ぐためには、

万年筆を買いにいくときは、

いつも使っているノートやメモ帳などを持って行きましょう。


そして店頭で、その用紙に

心ゆくまで試し書きをします。


そうすることで、その万年筆の書き味のみならず、

用紙との「相性」も確認することができます。



パイロットコーポレーションのペンドクター・広沢諄一先生は、

ペンクリニックのときに、

わざとキメの粗い試筆紙を用意されます。


「それでも書きやすければ、どんな紙でも書きやすいですよ。」


だそうです。



以上が、万年筆販売員がそれとなーく実践してくる

2つの「しかけ」とその「対処法」です。


万年筆は一生モノですから

ぜひ、正しい方法で試し書きをして、

曇りなき目(手?)で、

自分に合った書きやすい万年筆を見極めてください。



それでは今日はこの辺で、

いつかあなたが、最高の一本に出会えますように・・・。



■■ 編集後記


今回の万年筆に限らず、

世の中にはモノを買ってもらうための「しかけ」が

たくさんあります。


テレビCMや、駅前の広告や、新聞広告など、

普通に生活しているだけで、

かなり多くの物を売る「しかけ」に出会うことができます。


これらから逃れることは今の世の中では不可能です。


ですからせめて、

そういったものに流されずに

しっかりと自分の意思で判断するために、

常に、売り手の「向こう側」を意識するようにしましょう。


まぁ、あまり勘繰りすぎて

販売員との間に壁をつくりすぎるのもいけませんけどね。

ほどほどに・・・



■メルマガやサイトで何回かご紹介した

ビスコンティの「ホモサピエンス」。


エトナ火山の溶岩を使用した新シリーズですが、

発売日が延びに延びております。


なんでも代理店のDKSHジャパンとの交渉が長引いており、

年内の入荷も難しいそうです。


「とりあえず今うかがっているご予約は、

キャンセルすることをオススメしてください。」

みたいなメールも届きました。

もはや国内で発売するかどうかも微妙ですね。


そんな状態ですので、

もしこのメルマガやサイトを見て、

心待ちにされている方がいらっしゃったら

ご了承ください。



それではまた日曜日に。



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 今号も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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こんにちは、吉尾武訓です。


「全国共通 文具券」が今年いっぱいで利用できなくなります。


くわしくは編集後記で。


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日程 : 2010年10月26日(火)~27日(水)

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 ◆■■第22回 万年筆の試し書きって、なにを書けばいいの?
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■それでは今日の内容です。


今回と次回で、

「実際に販売店で万年筆のお試し書きをするときのコツ」

をお伝えします。



すでに万年筆を何本かお持ちの方でしたら

お試し書きも慣れたものでしょうが、

初めての万年筆をお求めになる方にとっては

店員さんから「お試し書きされますか?」と聞かれても

ちょっと戸惑ってしまいます。



有名な俳句とか短歌とかを、

そらで書ければカッコイイけど、そんなの知らないし・・・



難しいこと書いて、漢字を間違ったらカッコ悪いし・・・



そのような方は、

ぜひ今回の内容をご参考になさってください。


不要なことに意識を散らさず、

集中して万年筆の書き味を吟味できるようになるはずです。



ではいきます↓



■試し書きで書くオススメの内容の1つめは、


「日常でよく使う文字」


つまり、ご自分の「名前」や「住所」などを書くのがオススメです。


「試し書きする」ということは要するに、

普段使っている万年筆やボールペンやシャープペンシルと、

書き心地がどのように違うかを感じとるのが目的です。


ですから、いつも書き慣れている文字を書いて、

その感覚が普段使っている筆記具とどのように違うかに意識を集中するのが

その違いを確かめる一番の方法です。


ですから、できるだけ普段書くときと同じペースで

お名前や住所を書いてみてください。


そのほかにも、

たとえば「ありがとう」「こんにちは」などのあいさつや

お仕事上でよく使う言葉などもオススメです。


司法試験の方は、法律用語も書いてみましょう。

画数の多い漢字を書いたときに

字がつぶれないかどうかもチェックできます。


ただ住所を書く場合、あまり詳しく書きすぎると

個人情報になってしまいますので、「●●県●●市」くらいで

とめておきましょうね。


私も何回か試筆紙をシュレッダーにかけました。



■2つめは、


「永」と「裁」


という漢字です。


なぜならこの漢字には、日本字特有の、

とめ、はね、はらい、横線、縦線、点がすべて含まれているからです。


ですからよく上級者の方などは、この漢字を書いて、

「この万年筆、縦線はいいけど横線は引っかかるなぁ・・・」とか、

「右のハライは書きやすいけど、左のハライはいまいちだなぁ・・・」とか

敏感に感じ取られます。


そこまでじゃなくても、

「全方向に書きやすい万年筆か」

「インクはちゃんと出ているか」くらいは、よく分かると思います。



■以上、試し書きをするときに

オススメの「書く内容」を2つご紹介しました。


とりあえずこれで、

試し書きをするときのプレッシャーから

いくらかは開放されると思います。



最後に、多くの方がやってしまいがちな、

あまりオススメしない試し書きの方法をご紹介します。


それは何かというと、

クルクルクル~~~っと、

円を描くようにペンを滑らせてみる方法です。


万年筆を渡されると、

自然とそうされる方がよくいらっしゃいますが、

これでは実際にその万年筆が書きやすいのかどうか

とても分かりづらいです。


というのも、これではアルファベットを書くときの書き味に近く、

かなや漢字を書くときの書き心地を感じることができないからです。


ですから、日本語を書く方は、

出来るだけ試し書きでも、日本字を書くようにしてください。


そうして初めて、

万年筆の実力を、指先を通じて感じることができます。



それでは今日はこの辺で、

いつかあなたが、最高の一本に出会えますように・・・。



■■ 編集後記


ニュースです。


1978年に誕生して以来、

「すぐそばに文具のある生活を充実した楽しいものにしたい」

というコンセプトのもと、

四半世紀以上も続いてきた


『全国共通 文具券』が、

2010年12月31日(金)をもって終了します。



まず、文具券自体の販売が10月末をもって終了し、

ご利用は12月31日で終了します。


つまり2011年1月1日以降は、

有効期限の記載にかかわらず、

文具券のすべてがお使いいただけなくなります。


まさに寝耳にウォーターです。


さらに、利用停止後の取り扱いがどうなるのかも

今現在ではまだ定まっていません。

とりあえず「終了する」ということしか決まっていないようです。


まぁ「ただの紙切れになるのか」といえば、

さすがにそうはならないと思いますが、

返金するにせよ換金するにせよ、

多少の時間がかかることは容易に想像できます。



※販売終了と利用停止、来年以降の取り扱いについて

くわしくは、こちらのページをご覧ください。


◆日本文具振興株式会社

⇒ http://www.bungu-ken.jp/



あなたのまわりで文具券をお持ちの方がいらっしゃったら、

ぜひ教えてあげてください。


今現在、ご存知の方はほんとに少ないと思いますし、

今後も、新聞広告や加盟店でのポスター・チラシくらいでしか

告知されないと思いますので。



それではまた水曜日に。



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 今号も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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◆■■第21回 長刀(なぎなた)研ぎってなに? [万年筆の基礎知識]

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■それでは今日の内容です。


今回は、前々回の最後にチラッと触れた

セーラー万年筆の「長刀(なぎなた)研ぎ」についてお話します。


あまりディープなお話が続くのもどうかと思ったので

前回のパイロットの特殊ペン先のお話と

セットでご紹介しようかと思ったんですが、

この「長刀研ぎ」に関しては

1回丸まる使ってお話しないと

とてもお伝えしきれないと思いました。


これから年賀状の準備に入る方もいらっしゃると思いますので、

ぜひご参考になさってください。



ではいきます↓



「長刀研ぎ」は、セーラー万年筆の創業当時から続く

伝統のあるペン先の研ぎ方です。


ちなみに長刀とは、

平安時代に登場した武具の一種で、

刃先が広く反り返った刀剣の一種です。


研いだ形が、この長刀と似ているため

「長刀研ぎ」と名づけられました。


欧文用に丸く研がれた舶来のペン先と違い、

長刀のように細く長く研ぎ出されており、

これにより、日本のかなや漢字特有の

「とめ」「はね」「はらい」をとてもきれいに書くことができます。


毛筆文化を背景に発展・進化してきた日本製のペン先の

原点ともいえるペン先です。



この長刀研ぎは

長い修行期間と経験を積み、高い技術をもった職人でしか

つくることができません。

このため、便利でメンテナンスの不要なボールペンが主流となった

1960年代に1度、表舞台から姿を消しました。


それから30年ほど

「万年筆は時代遅れ」という認識が日本人の中に広まりましたが、

そんな中でも、万年筆の書き味を求めるユーザーのために

ひたすら長刀研ぎの技術を守り続けてきた人がいました。


その方の名は、「長原宣義」さん。

2007年に厚生労働省から「現代の名工」を授与された

ペン職人の第一人者です。


その長原宣義先生によって

長刀研ぎはもう一度日の目を見ます。


1990年には、定番モデルに加えられ、

誰でも手軽に手に入れ、使用できるペン先になりました。


また現在では「長刀研ぎ」をつくれる職人も

セーラー万年筆の中で着実に育ちつつあります。


万年筆を愛用している方にとって、

1本は手に入れたい万年筆です。



では、実際の使用感はどうでしょう?


長刀研ぎは、

中細字(NMF)、中字(NM)、太字(NB)と用意されていますが、

それぞれの通常の線幅と比べてかなり太いです。

だいたい1か2段階くらい太めの線になります。


ですから若干、用途がしぼられます。

サインとか、お手紙とか、宛名書きなどに使う方が多いです。


ですが、もしこの万年筆がハマれば、

これほど万年筆の楽しさを味合わせてくれる万年筆は

世界中探してもないと思います。


普通の丸いペン先で書いたサインと比べると

長刀研ぎの方が、書いた文字の「存在感」が違います。

文字に凛とした表情が生まれます。


ですから、万年筆をある程度使い慣れて、

ちょっと太めの線幅のものがほしいな~と思われている方には

かなりオススメです。


ぜひ、販売店で実際に試し書きをしてみてください。

私のオススメは、長刀の中字(NM)です。



それでは今日はこの辺で、

いつかあなたが、最高の一本に出会えますように・・・。



■■ 編集後記


今回の長刀研ぎ万年筆、

正直、万年筆使い始めのころは

あまり理解できませんでした。


「あ~、なんか普通のペン先とは違う・・・かな~?」

くらいの認識でしたが、

その後、ある程度万年筆の扱いに慣れてきたころに

試し書きしてみたら、


「これっっ・・・、イイ!!」


という感じになりました。


ですから、昔の私のように

筆圧をかけたり、ペンを立てたりと、

ボールペンと変わらない書きグセをまだお持ちの方には

あまりその差が分からないと思います。


個人的には、長刀研ぎと他のペン先の差が分かって初めて、

「万年筆を愛用してます」と言えるかなーと

心ひそかに思っています。


「万年筆と会話する」という言葉が合うと思います。


そのペンが一番書きやすい様にペンを進ませる。

余分な力を抜いて、

ペンが一番輝ける書き方に自分を合わせる。


そういうことができる方に

万年筆は最高の書き味で応えてくれます。


最初からそれを目指す必要はありませんが、

万年筆ともっと深く付き合いたいと思っている方は、

ぜひ意識してみてください。


万年筆の本当の魅力が分かり始めます。



それではまた日曜日に。



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 今号も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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 発行人 : 吉尾武訓(よしおたけのり)



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こんばんは、吉尾武訓です。


「目立たないレベル」の風邪にご注意ください。


くわしくは編集後記で。


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時間 : 午前10:00~午後6:00(最終日は~午後5:00)

場所 : 丸善 名古屋栄店 (愛知県 名古屋市)

 ペンドクター : 川口 明弘氏

お問い合わせ : TEL 052-261-2251


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■それでは今日の内容です。



前回は、国産万年筆の線幅で、

ポピュラーな種類のものをご紹介しました。


今回は、ちょっと特殊なペン先のご紹介です。


ちなみに今回ご紹介するペン先は

販売店によっては店頭に常備していないこともありますので、

もし実際に書いて試したい場合は、

前もって販売店に電話やメールで確認することをオススメします。



ではいきます↓



前回ご紹介した10種類の線幅のほかに、

パイロットコーポレーションでは、あと5種類の

ペン先があります。


上にも書いたように店頭に常備していない販売店も多いですし、

お求めに来られる方も少ないので

きちんと把握している販売員はけっこう少なかったりします。


しかし、パイロットの特殊ペン先は、

なかなか個性的なペン先ぞろいで、

その人の書きグセやライフスタイルに合っていたら、

とても面白い筆記体験ができます。


ですから、ぜひご一読して、

頭の片隅にしまっておいてください。



その5種類のペン先の名前をあげますと・・・


●「特太字(C・コース)」

●「ポスティング(PO)」

●「フォルカン(FA)」

●「ウェーバリー(WA)」

●「スタブ(SU)」


です。


ひとつずつご紹介していきます↓



■「特太字(C・コース)」は

太字、極太字よりも、さらに太い線が書けます。


当然インクフローもいいので、

粘度の高めのドロッとしたインクで書くと

よく言う、「ぬらぬら」という

万年筆にとってもっとも気持ちのいい書き味が体感できます。


あと、これからの時期は

年賀状の宛名書きなどに使用すると

とても迫力のある感じになるでしょう。


たくさん届く年賀状の中で、

特に目立つ1枚になることは請け合いです。

宛名書きの作業自体も楽しくなると思います。



■「ポスティング(PO)」は

いわゆる「超極細」です。


針のように細いペンポイントで、

なおかつ少し下向きに曲がっているので

ペンの開きが少ないです。


そのため、かなり小さな文字が書けます。


小さな文字を書きたい人は

男女問わずけっこういらっしゃいますので、

私の働くお店でも、このペン先は

コンスタントに売れています。


極細字を試して、

「これより細いのないですか?」

と質問される方に、満を持して

「じゃじゃ~~ん!」という感じで持っていくと

かなり高確率で決まります。


ただ、カスタムの2万円以上のシリーズで、

しかもお色が黒しかないので

女性の方には敬遠されがちです。


最近はカスタムヘリテイジ912という

シルバークリップのものも登場しましたが、

それでもまだ黒しかありません。


もっとポップなデザインの軸にこのペン先がつくと

女性の方にとても喜ばれるんですけどね。



■「フォルカン(FA)」は

超軟筆の細字です。


ペン先がものすごく薄く、

両サイドに切れ込みが入っており、

極端にやわらかいペン先に仕上がっております。


ですから「万年筆なのに毛筆で書いたような文字が書けます。」


・・・と、パイロットさんはうたっていますが、

厳密にいうと、毛筆の筆跡とは若干異なります。

しかし、表情のある美しい文字を書くことができます。


ただ、とてもやわらかいペン先なので、

ちょっとでも余分な力を込めると

すぐにペン先が開きます。

2重の線になってしまいます。


ですから「ペン先を紙の上にのせるだけ」くらいの感覚で

書く必要があります。


そのため私は、万年筆初心者の方には、

絶対にオススメすることはありません。


ある程度接客させていただいて、

万年筆に慣れた方で、やわらかいペン先を探している方にしか

オソロシくてお出しできないくらい

デリケートなペン先です。


そのかわり、ハマればこれほど楽しいペン先もありません。

ぜひ一度機会があれば試してみてください。


その際は、自分の想像以上に力を抜いて書いてみてください。

それくらいで丁度です。



■「ウェーバリー(WA)」は

ペン先を上向きにしたやわらかめの中字です。


ちょっとペンポイントが上に曲がっており、

あらゆる書きグセに対応したペン先です。


たとえば接客をさせていただくときに、

ペン先を右や左ににひねって書く方とか

紙に対してペン先を真横にさせて書く方とか

左利きの方とかは、

普通のペン先では書き心地にピンと来ない方もいらっしゃいます。


そんなときに、このペン先をお持ちすると

「おおー書きやすい!」となることがあります。


ですから、まわりと比べて

ペンの持ち方や書き方にクセがあると思われる方は

ぜひ一度お試しください。


「もうこれ以外は使えない!」という

衝撃の1本になる可能性大です。



■「スタブ(SU)」は、

縦線と横線の字幅が異なり、文字に味わいが出ます。


それなら「ミュージック(MS)」と一緒やないか!と

思われる方も多いでしょう。


確かに縦線が太く、横線が細いという点では同じですが、

スタブの方が縦と横の太さの差が小さいので

漢字などもすっきりと書けます。


ですから、ミュージックで書く文字がが「個性的」なら、

スタブで書く文字は「味わい」です。


ただ、ミュージック同様

ペン先が割りばしの先のように平たくなっているので

書くときは、ペン先をまっすぐ紙に当てる必要があります。


ですから、ひねって書くクセがある方などは

ペンポイントが紙に当たらず、うまく書けない場合があります。


そのあたり、けっこう持ち主を選びます。



・・・以上、販売員の間でもけっこう知らない

特殊ペン先のお話でした。


とくにスタブとかウェーバリーとか、

質問すると「えっ!?(汗)」となる販売員

結構います。


だからといって今回の知識を持って

販売員をいじめに行くのはやめてくださいね。(笑)



あと、アサヒヤ紙文具店さんのサイトで

実際に筆記した画像が紹介されていました。

ぜひこちらもチェックしてみてください。


⇒ http://www.asahiyakami.co.jp/shop/pilot_custom743/pilot_custom743_c.htm



まぁでも、実際に販売店で書いてみるのが一番ですよ。

機会があれば試してみてください。



それでは今日はこの辺で、

いつかあなたが、最高の一本に出会えますように・・・。




■■ 編集後記


ようやくこのメルマガも

20回目を迎えることができました。


いつもご愛読ありがとうございます。


私のサイト「万年筆デビュー.COM」の方も

牛歩牛歩ではありますが、

すこしずつコンテンツが増えつつあります。



◆「万年筆デビュー.COM」

⇒ http://www.fp-debut.com/index.html



今後も引き続き、よろしくお願いします。


また、万年筆に関して興味がある方がお近くにいらっしゃいましたら、

ぜひ教えてあげてください。



■最近、うすーく風邪を引いていたようです。


朝起きるときも「まだ眠いな~」と感じましたし、

仕事をしていてもとにかくダルくて

時計ばかりちらちら見ていました。


そしてきわめつけが、いつも好んで食べている

「焼きサバのお寿司」にあたって、

2時間くらい「トイレの住人」になってしまいました。

風邪で、抵抗力が落ちていたのが原因のようです。


そして今はどうかというと、

この数日間がウソのように快調です。


そこではじめて、自分が風邪を引いて体調を崩していたことに

気づきました。


今回は、鼻がズルズルするとか、せきがでるとか、

痰がからむとか、熱が出るとか

そういう分かりやすい風邪の症状がなかったので

とても分かりづらかったです。


ただ落ち着いた今となっては、

「あぁ、風邪引いてたな」と確信しています。



これから冬型の体の準備をする時期ですので、

どうしても体調をくずしてしまうことはあると思います。


ですからあなたも、普段と比べて


「朝がつらいな~・・・」とか


「なんかイライラするな~・・・」とか


「ご飯がおいしくないな~・・・」とか


「仕事のクオリティがおちてるな~・・・」


とか感じたら、

今年一番の風邪を引いている可能性がありますので、

しっかり休養をとってください。


よしんばそんな中で無理して頑張っても

いい仕事ができるわけありませんし、

ミスもやってしまいます。


そして下手をするとこじらせて、

「本風邪」を引いてしまうおそれもあります。


それでも根性で頑張ってしまうところが

日本人の悪いところですが、

そんな方に言いたいのが、


「あなたの身体はあなたの奴隷ではありません!」


あなたとともに生きていく「親友」であり、

あなたと一緒に戦う「戦友」です。


ですからぜひ、体調が悪いときくらいは、

自分の体を甘やかしてあげてください。



それではまた水曜日に。



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 今号も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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こんにちは、吉尾武訓です。


チリで落盤事故に遭った人たちの69日間は、

まさに「One for All(ワン・フォー・オール)」でした。


くわしくは編集後記で。


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時間 : 午前10:00~午後6:00 

    (最終日は~午後5:00、休憩午後1:00~午後2:00)

場所 : 高松三越 (香川県 高松市)

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 今日明日と山口県で、週末は高松ですって。

 このお年にして、驚異的なスケジュールですね。

 すごい方です・・・


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 ◆■■第19回 線幅の種類ってどうなの? その2
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■それでは今日の内容です。


前回に続き、

国内で手に入る万年筆の「線幅」について

具体的にくわしくお話します。



万年筆を購入する場合は、

販売店に行く前に、

大体どのくらいの太さの線が書きたいのかくらいは

決めておいた方がいいです。


でないと、販売店で実際に書いてみたら、

あまりの書きやすさにテンションあがって、

ついつい太めのペン先を買ってしまうことが多いです。


で、後で「しまったぁー!」と思うわけですね。

そうならないように、

今回の内容はかなり大事です。



ちなみに今回は、国内の線幅に特化してご説明します。



ではいきます。↓



国内の文具最大手メーカーのパイロットでは、

ペン先の種類が、なんと15種類もあります。


初心者の方はこの時点でパニックですね。

「え~!どれがいいんですか~!?」

となるわけです。


それでは1つ1つご説明します。

覚える必要は全くありません。



■ 極細字(EF・エキストラファイン)


○手帳や、数字など細かい字を書く方にオススメです。

○女性の方は、スケジュール帳に細かな字で書く方が

 多いので、極細がよく選ばれます。

○ペン習字をされる方は、自分を追い込むために

 極細で書いた方が上達が早いです。

○ペンを立てて持つ方にオススメです。



■ 細字(F・ファイン)


○ノート、日記、手紙、履歴書と、

 幅広くお使いいただく方に オススメです。

○初めてお使いの方は、余分な力が入りがちなので、

 硬くて細いペン先が扱いやすいです。

○司法試験や卒論など、長時間書き続ける用途では

 もっとも使いやすい線幅です。

○ペンをやや立ててもつ方にオススメです。



■ 細軟字(SF・ソフトファイン)


○ソフトタッチなので、字幅の強弱が出やすいです。

○筆圧の弱い方向きです。初心者には向きません。

(軟筆は力を入れて書くと、ペン先が開いて痛む可能性があります)

○ペンを寝かせて持つ方にオススメです。



■ 中細字(FM・ファインミディアム)


○Fと同様、ノート、日記、手紙、履歴書と、幅広く使えます。

○細字よりもちょっと線が太い分、インク出も良く書きやすいです。

 幅広く使えるので、初めての1本にオススメです。

 私のデビュー万年筆もこれでした。

○ペンを立てて持つ方にオススメです。



■ 中細軟字(SFM・ソフトファインミディアム)


○SFと同様、ソフトタッチで、字幅の強弱が出やすいです。

○一筆箋などにさらさら書くのにもオススメです。

○お手紙を書くときに、中字では太いと感じる方は

 これに落ち着くことが多いです。

○ペンを寝かせて持つ方にオススメです。



■ 中字(M・ミディアム)


○お手紙やメモ、宛名書きにも便利な、使いやすい線幅です。

○便箋などでお手紙をかかれる方は、これくらいがオススメです。

○ご年配の方は、あまり細いペン先だと自分の書いた線が見えない場合も

 あるので、これくらいが使いやすいです。

○ペンをやや立てて書く方にオススメです。



■ 中軟字(SM・ソフトミディアム)


○軟筆では一番太い線幅です。

○インクの出も良く、思い通りの字がサラサラ書けます。

○万年筆上級者の方で、便箋でお手紙を書かれる方に

 よく選ばれています。

○ペンを寝かせて持つ方にオススメです。



■ 太字(B・ブロード)


○宛名書きや、サインなどにオススメです。

○インク出もよく、万年筆の書きやすさを存分に体感できます。

○この辺りの線幅から、用途が少し制限されます。

 2本目としてのご使用をオススメします。

○ペンをやや寝かせて持つ方にオススメです。



■ 極太字(BB・ブロードブロード)


○Bと同様、宛名書きやサインなどにオススメです。

○Bより太いので、英語でサインされる方には

 こちらの方が迫力が出ますね。

○ペンをやや寝かせて持つ方にオススメです。



■ ミュージック(MS・ミュージック)


○一般的に、楽譜用として使用されます。

○横線が細く、縦線が太く書けるので、

 個性的な字を書きたい方にオススメです。

○カリグラフィーぽい字を書きたい方にオススメです。

○ペンをやや立てて持つ方にオススメです。




・・・と、まぁとりあえずこのくらいは把握して

「自分がほしいのは、だいたい細字か中細かな~」

くらいの目星を付けてから販売店に行った方がいいです。

ブレずにすみます。



ちなみに同じ国内メーカーのセーラー万年筆のペン先は、

軟筆はありません。

さらに、極太がBBではなく、「Z・ズーム」と表記されていますので

ご注意ください。


さらに、今回ご紹介した10種類のペン先のほかに、

パイロットにはもう5種類の「特殊ペン先」なるものが存在します。


そしてセーラー万年筆には、「長刀研ぎ(なぎなたとぎ)」という

ペン先も存在します。


次回は、それらをご紹介したいと思います。

ちょっとマニアックですが、

用途や書きグセによっては、「そっちの方がイイ!」という方も

たまにいらっしゃいます。


ペンの持ち方などにクセがある人は必見です。



それでは今日はこの辺で、

いつかあなたが、最高の1本に出会えますように・・・。



■■ 編集後記


今日は素晴らしいニュースが地球の裏側から届きました。


南米チリのサンホセ鉱山での落盤事故から69日。

長きに渡る救出作業を経て、

ようやく1人目の作業員が救出されました。

フロレンシオ・アバロスさんという男性(31)です。


8月5日の事故発生依頼、

33人の仲間と暗い洞窟の中で励ましあいながら過ごしてきて、

ようやく、彼らに希望の「光」が当たりました。


ただ、69日も太陽の光を拝んでいない彼らの目にとって

その「光」はいささか強烈なので、

全員に特殊なサングラスが配られたようです。



そして中でも、私が感動したのは、

2人目のマリオ・セプルベダさん(39)が救出されたシーンでした。


なんと彼は、お土産に「地底の石」をもってきて、

地上に出た瞬間、笑顔で救出隊の人たちにそれらを配っていました。


極限状態の地底から生還した人から

まさかの「お土産」をもらった人たちの顔には、

思わず笑顔がこぼれていました。


おそらくマリオさんは、

長く続く高温多湿で暗く息苦しい地下700メートルの生活で、

こんなふうにおどけたりして、

みんなを励まし続けてきたのでしょう。


そして聞くところによると、

他にも、医学の知識のある人や、リーダーシップのある人などが

69日の極限状態の中で

それぞれの得意分野を持ち寄って、

助け合って生活をしていたようです。



私はこれと同じことが、

国や地球全体の規模でも言えるのではないかと思います。


全員が「右にならえ」で動くのではなく、

それぞれが得意分野を把握して、

それを全体のために生かせる社会をつくる。


そのためには、まず「自分を知る」必要があると思います。

そして「自分を知る」ためには、

集団から抜け出して、

「自分を試し続ける」ことが必要です。


そうしたおのおののスペシャリストたるスキルを持った人たちが集まれば、

どんな奇跡だって起こせる。

地下700メートルからだって生還できるんですよ!


ちょっと感動して熱くなってしまいましたが、

「全体のために、自分に何ができるのか?」

考えてみたいですね。


おっと、3人目が救出されたそうですよ。

この方はパフォーマンスなしですね。


まぁ、2人目のマリオさんでかなりハードルあがってますからね。

関西人の目から見て、それは賢明な判断だと思います。



それではまた日曜日に。




P.S.ちなみにマリオさんが持ち帰った鉱石には、

 微量ながら「金」が付着しているそうです。

 ほんまに「お土産」だったんですね。

 本来は鉱山でとれるものの所有権はすべて地権者にありますが、
 
 今回は大目に見てくれることでしょう・・・



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 今号も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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■それでは今日の内容です。


第16回と17回で、

ペン先の素材の種類には「金ペン」と「鉄ペン」があるということを

ご紹介しました。


今回は、ペン先の「線幅」の種類について

ご紹介します。


・・・といっても、一番いいのは実際に店頭で

試し書きをするのがイチバンなのですが、

その前にこれくらいは知っておいた方がいいということを

ご紹介します。



ではいきます。↓



万年筆のペン先についてよく、

「ペン先って、後から取り替えることはできるんですか?」

という質問を受けます。


万年筆のペン先は、

「今日は細字で、明日は中字で」というように

気分に合わせてコロコロ変えていただくことは、通常できません。

ペン先だけのばら売りもしていません。


それでも「線幅を変えたい」ということでしたら、

以前お伝えした「修理」という形でお受けして、

メーカーに送り、ペン先を取り替えるか、


もしくは以前お話した「ペンクリニック」で

ペンポイントを削ったりインク出を良くしたりして

「調整」してもらうしかないです。


ですから、万年筆を買うときは、

最初から「何に使うか?」を意識して、

それに合わせて線幅を選ぶ必要があります。


たとえば、6ミリのほっそい罫線のノートに

ビッシリ書き込むという方は

極細か細字がいいでしょうし、


主に手紙を書く用という方でしたら、

便箋に極細や細字で書くと

字がやせて見えますので、

中字くらいがいいです。


主にサイン用という方でしたら

太字がいいでしょうし、


楽譜を書くとか、個性的な字を書きたいという方でしたら

ミュージックというペン先が面白いです。


このように、まずはじめに「どのような用途で使うか」

を意識していないと、

「買ったはいいけど、これは使えないな・・・」

と言うことになります。


そして机の奥深くにしまい込むハメになります。

これでは皆さんにとっても万年筆にとっても不幸です。


ですから、このようなミスマッチを防ぐために、

万年筆を買いにいくときには、

まずは自分が「なぜ、万年筆を使うのか?」を

しっかり意識して、お店に臨んだ方がいいです。


というわけで次回は、

国内で手に入る万年筆の「線幅」について

具体的にくわしくお話します。


通常こういうのは、販売店のスタッフしか

くわしい資料は持っていないものです。


もっと言うと、しっかりと理解しているスタッフも

けっこう少ないですので、次回は必見です。



それでは今日はこの辺で、

いつかあなたが、最高の一本に出会えますように・・・。



■■ 編集後記


「文字」で相手に気持ちを伝えるときは、

注意が必要です。


たとえば最近では、お仕事での連絡事項など、

「メール」で伝えることが多いと思います。


あて先を指定して、キーをポンっと押せば、

複数の人に同じ内容を一括送信できるので、

メッセージを送ると言う点では、とても便利です。


ただその反面、

くわしいニュアンスや心情などを伝えるのには、

メールというツールは、とても向いていないと思います。


というのも、対面での会話や電話などと違い、

メールでのやり取りと言うのは、

相手の心理を読み取る「手がかり」が非常に少ないです。


ですから、送った本人にとっては

そんなつもりはなくても、

受け手によっては、

ものすごく重くとらえられたり、

誤ってとらえられてしまうこともあると思います。


その結果、自分の知らないところで

相手が怒っていたり、自信をなくしていたりすることもあります。


ですから、メールで送る内容と言うのは、

しっかり吟味して送る必要があります。


誤解を生みそうな言い回しやワードのチョイスはさけ、

できるだけシンプルな内容にするのがオススメです。


ましてや、メールで苦言を呈したり

仕事の注意をしたりするのは、

しっかりとした信頼関係を築いてからのほうがいいと思います。


本人はそんなつもりがなくても、

必要以上に重く受け止められてしまいがちです。



それでも面と向かっては伝えづらいことや、

形に残して、何度も見返してほしい内容を送るときは、

万年筆がオススメです。


万年筆には、とてもたくさんの「手がかり」が残ります。


「文字の大きさ」

大きい字で大胆に書かれているか、

小さい字でびっしり細かく書かれているか・・・


「インクの色」

黒か青か、ブルーブラックか、

目ざとく赤で書かれているか、

楽しくなるような、明るい色で書かれているか、

送った人が愛用する、いつものインクで書かれているか・・・


「字の丁寧さ」

ささっとペンを走らせて走り書きをしているか、

机に向かって、じっくり時間をかけて書いているか・・・


「どんな紙に書いているか」

机の周りのメモ用紙に書いているのか、

気の利いた便箋に書いて、

宛名の書かれた封筒に収められているのか・・・



・・・などなど、

万年筆で書かれたものには、

このような書いた本人の心情が、はっきりと残ります。

しかもそれはずっと残ります。



万年筆は、心を伝える筆記具なんです。



ぜひ日々のお仕事に、万年筆をご活用ください。



それではまた水曜日に。



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 今号も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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こんにちは、吉尾武訓です。


あなたにとってベストなものは、

ベストなタイミングで必ずやって来ます。


くわしくは編集後記で。


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■パーカー【プリミエ ブラックエディション】


ファッショントレンドカラー「ブラック」をコンセプトに登場した

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■こちらも、先日のセーラー万年筆の展示会で実物を見てきました。

ほんとに全て真っ黒です。

万年筆もペン先がルテニウム加工で、黒っぽく仕上がっています。

この「ブラック」へのこだわりはすごいです。


さらにこちらは、

「ちょいワルオヤジ」でおなじみの

「LEON(レオン)」の最新号でも紹介されています。


キャッチコピーが、

「マッチョでリュクスな黒い奴」ですって。

まさにレオン節ですね。


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気になる方は、お近くの万年筆販売店にお問い合わせください。


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 ◆■■第16回 金ペンって何ですか? その2
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■それでは今日の内容です。



染料で、万年筆に優しいインクが開発された今でも、

日本人は、「金ペン」にこだわる方が非常に多いです。


その理由は、

「日本の文字に適しているのは、金ペン」だからです!



海外と日本の文字は大きく違います。


海外では「アルファベット」を書きます。

日本人は「漢字」と「かな」を書きます。


「アルファベット」は画数も少なく、

筆記するとき、ペン先を紙からほとんど話さず

スラスラ~っと書きます。


一方「漢字」や「かな」は、

一筆一筆、紙からペン先を離して書きます。

トメ・ハネ・ハライがあるのも、日本字特有です。


ですから、日本の文字を書くときには、

ペン先の「弾力」というものがとても重要になってきます。



逆に海外ではどうでしょうか?


曲線の多いアルファベットをスラスラ書くのに、

弾力というのはほとんど気にされません。


実際、国産の金ペンでアルファベットの文章を書いても、

書きやすいことに変わりはありませんが、

日本の文字ほど、金ペンであることのアドバンテージは感じません。


ですから現在では、

舶来の万年筆に金ペンを使用する主な理由は、

書き味を良くするためというよりも、

「高価な万年筆の証」として使われることが多くなったように思います。


その結果、メーカーによっては

徐々に金ペンの出番が減りつつあります。


18金のペン先が14金になったり、

3万円クラスのの万年筆に

スチールのペン先がついたりするようになっています。



さて、そのような中で、

私たち日本の文字を書くものにとって、

書きやすいペン先とはどんなものでしょうか?


ちなみに私はこれまで、国産・舶来問わず

¥1,000くらいの安価な万年筆から、

¥300,000くらいの超高級万年筆まで、

いろんな万年筆をたくさん試してきました。


その結果、私が一番書きやすいと感じたのは

やはり「国産万年筆の金ペン」でした。


とくに国産の2~3万円クラスのが一番

書きやすいな~と感じました。


どのように書きやすいのか?

これはホント、理屈ではないんです。


逆にどんなに高価な、

10万、20万とする万年筆でも

書きにくいものは書きにくいんです。


まぁ、もともとそのような高価な万年筆は、

書き心地というよりも、デザインや素材やブランド価値で

値段が跳ね上がっているケースが多いですけどね。


ですから、「書き心地」だけに焦点を絞って試してみると、

国産の金ペンほど、日本の文字に適したものはありません。


とくに万年筆デビューの方で

1万円くらいの予算で万年筆を探せる方は、

舶来とかエエカッコしないで

国産の万年筆にした方が絶対いいです。

全然違いますから。



万年筆は、書いてナンボです!



それでは今日はこの辺で、

いつかあなたが、最高の一本に出会えますように・・・。



■■ 編集後記


またお客様から学ばせていただきました。


お昼ごろ、女性の方が来店され、

新しいシステム手帳を探していました。


私が接客をさせていただき、

いろいろと提案するうちに

ある商品の赤色にするか茶色にするかという

ところまできました。


そこで、それらの商品の

展示品だけでなく在庫品もあるかお調べしてみたところ、

茶色はありましたが、赤色はありませんでした。


そのことをお伝えすると、そのお客様はすぐに

「ん~、じゃあ茶色で!」となりました。


私は正直、少し驚きました。

というのも、それをお伝えするまでは

ほぼ赤色に決めかけていたからです。


そこで私は確認のためもう一度、

赤色もお取り寄せが可能な点と、

その際に、無料でご自宅まで配送できる旨をお伝えしました。


すると、そのお客様はこうおっしゃいました。




「いいんです、いいんです。これも縁ですから!」




・・・「なるほど」と思いました。



この世の中には、「縁」と言うものが存在します。


「縁」があるものは、ほっておいても身の回りに集まってくるし、

「縁」がないものは、どんなに求めても手に入りません。


ですからこのお客様にとって、

たまたま通りかかったお店で、気に入ったシステム手帳を購入する際に

赤色には「縁」がなく、

茶色には「縁」があったということです。


このような考え方をしていると、

物事を深く思い悩むことはないと思います。


ヒトにしても、

モノにしても、

カネにしても、


その人に「縁」のあるものだけが手に入ります。


もし手に入らないものがあったとしても、

悔しがる必要はありません。


それは自分に「縁」がなかっただけですし、

もし手に入れていたら、かえって不幸になっていたということも

十分ありえます。


ですから、私たちにとってベストなものというのは、

常にベストなタイミングでやってくるということです。


そう考えると、ちょっと人生が楽になりますね。


ふだんの何気ないお客様との会話のワンシーンですが、

なかなか考えさせられた一言でした。



ではまた水曜日に。



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 今号も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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簡単にクレーマーに屈してはいけません。


くわしくは編集後記で。


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■ペリカン【スーベレーンM800 blue o' blue (ブルー・オ・ブルー)】


ペリカン万年筆のなかでもとくにファンの多い

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落ち着いた雰囲気を持っています。


ふつう青軸には、さわやかなクロームやシルバートリムが多いですが、

ゴールドもかなり合いますね。目からうろこが落ちました。


発売日は、かなり伸びておりまして、

営業さんいわく「10月末か、11月の上旬になりそうです」とのこと。

 
気になる方は、お近くの万年筆販売店にお問い合わせください。


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 ◆■■第15回 金ペンって何ですか?
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■それでは今日の内容です。

今回は久々に知識篇です。



今回の内容は、店頭で接客していて

かなりよく質問される内容です。


それは何かというと、

「金ペンって何ですか?」です。



「金ペン」とは、読んで字のごとく

「金が含まれるペン先」です。


万年筆のペン先は、素材で大きく分けて2種類あり、

ひとつは金が含まれる「金ペン」、

もうひとつはステンレススチールなどでできた「鉄ペン」です。


先に登場したのは「金ペン」です。

「鉄ペン」は、もっと技術が発達してから登場しました。


昔から万年筆が高価で貴重なのは、

このように、素材に金が使われていることが理由のひとつです。



ちなみに、よくアクセサリーを選ぶときなどに

「14金」とか「18金」などという言葉を耳にします。

万年筆のペン先にも

「14k」や「18k」などの表記がされています。

どういう意味でしょうか?


これは、金の「純度」を示す数値です。


これで言うと24金(24k)が純金になります。

kは、「カラット」の略です。


そのほかの「14金」や「18金」は、

すべて数字を24で割って、


「14金(14k)」=14÷24= 58.5%

「18金(18k)」=18÷24= 75.0%


の金が含まれているということです。


ですから、舶来のペン先には、

「14k」、「18k」と表記する代わりに、

「585」、「750」と表記している場合もあります。


※さらに余談ですが、純銀のスターリングシルバーをあらわす

 「925」という数字も

 92.5%以上の銀が含まれていると言う意味です。

 あとの7.5%は、加工しやすいように銅などが含まれています。



ではなぜ、ペン先に金が使われるのでしょうか?


理由はいくつかありますが、

まず昔の万年筆インクが酸性だったことがあげられます。


海外では昔から

公文書で使用されるインクは、ブルーブラックが主流でした。


この昔ながらのブルーブラックは、

乾燥すると化学変化を起こして耐水性が高まり

退色しにくくなる特性を持つインクですので、

書類の保存に適していました。


ただそれには、タンニン酸や硫酸などが入っていたため、

けっこう強い酸性でした。


そのため、酸に強い「金」をペン先に用いることは

必須条件でした。


そうすることで

ペン先の腐食を防いできたのです。



ですが現在では、

国産・舶来問わずほぼ全てのメーカーが

「染料」で万年筆インクをつくっています。


ですから「耐酸性」のために

ペン先に金を使用することは、

それほど重要ではなくなってきました。


また、今ではステンレスの鉄ペンのクオリティも非常に高いので、

さらに金ペンにする必要性は薄れてきました。



しかしそれでも、とくに日本人の間では、

今でも「金ペン」にこだわる方が非常に多いです。

かくいう私もそうです。



それはなぜでしょうか?



次回に続けます。



■■ 編集後記



私の働くお店にも、

いわゆる「クレーマー」と言われる方からの苦情のお電話が

かかってきたりします。


よほど質のよろしくないお客様は

警察にお任せすることもありますが、

まず最初は、私たちが窓口としてお話を聞かざるを得ません。


だいたいあの方々のおっしゃることは筋が通っておらず、

ただ大声でまくし立てて

自分の希望を通そうとする主旨が丸見えの方が多いです。


そのような方の希望を100%叶えていると

商売は成り立ちませんし、

そんな「ゴネ得」を許してしまうと、

いつも正規のお値段を支払ってくださるお客様に申し訳がありません。


それに時々、

お店やメーカーに対する侮辱とも取れるお話に発展することもあります。


基本的にクレームと侮辱は別物ですので、

たとえば商品や見積もり金額に不服が合ったとしても

相手を侮辱していいということはありません。


ですから私は、

このようなクレーマーからのお電話をとったときは、

必要以上にへりくだったりせずに、

なるべく冷静に客観的にお話をうかがうようにしています。


侮辱があればその場で指摘しますし、

相手が熱くなりすぎて会話にならない場合は、

一度やんわりと電話を切って、再度お電話をすることもあります。

そのコールバックは、あえて別のスタッフにお願いすることもあります。


一番いけないのは、

クレーマーの要求を全て呑んでしまうことだと思います。


一度甘くすると、あの手の方々は味を占めて

何度も同様のクレームを飛ばしてきます。

クレームの理由なんて、あってないようなものですから。


また「類は友を呼ぶ」という言葉どおり、

クレーマーのお友達には

同じようなクレーマーの方がいらっしゃったりするので、

結果、余計にクレームの件数が増えてしまいます。


ですから、クレーマーに対しては、

なるべく明言を避け、

「できる範囲では対応しますが

 できないことはできません。」と

キゼンとした態度で接するのがいいと思います。



あと、「申し訳ございません」などの

おあやまりの言葉も、なるべく使わない方がいいです。


のちのち、

「お前あのとき、あやまったやないか!」

なんて指摘されるかもしれません。

そうなるとこちらに不利です。


ついつい、

とりあえずあやまってしまいそうになりますが、

「おそれいります」くらいでとどめたほうがいいと思います。



最近はクレーマーの要求も

「テロリスト化」してきているという話を聞きますが、

「無理なものは無理」としっかりお伝えして、

カンタンには屈さないことが大事だと思います。


そうすれば、クレーマーは最終的には

あなたをあきらめて、

もっと弱い人を探し始めるでしょう。



それでは今日はこの辺で、

いつかあなたが、最高の一本に出会えますように・・・。



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 今号も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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◆■第11回■ ペンクリニックって、何? [万年筆の基礎知識]

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こんにちは、吉尾武訓です。


セーラー万年筆の展示会に行ってきました。


くわしくは編集後記で。


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 ■■ 新製品・限定品情報 (随時更新)
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■ビスコンティ 『ホモ サピエンス』

 
5000年以上も昔の古代に幕を明けた人類の歴史と、
 
人類が成しえた、今日の文明・文化と科学の発展へ敬意を表して

イタリアはフィレンツェの筆記具ブランド ビスコンティは

人類という名の筆記具「ホモ サピエンス」を発表しました。


http://www.diamond.gr.jp/new/file/100225_vi.pdf

 
ボディの素材には、地球の誕生と同じだけの歴史を持つ、

エトナ火山でのみ採取された厳選された溶岩(玄武岩溶岩)

が使用されています。

すべての金属部分には、青銅文化をモチーフに、美しい青銅を、

ペン先は23金パラジウムを使用しています。


■この「ホモ サピエンス」、

上のサイトでは「4月初旬ごろ発売」となっていますが、

9月の現在も納期遅延状態が続いています。


現在は、代理店の契約更新うんぬんで、

発売日がさらに延びているとかなんとか・・・

 
ちなみに私もまだ実物は拝見していません。

いったい溶岩って、どんなさわり心地なんでしょうね?

 
気になる方は、お近くの万年筆専門店にお問い合わせください。



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 ■■ 基礎知識(メンテナンス・修理)篇
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 ◆■第11回■ ペンクリニックって、何?
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前回の「修理」の内容でお伝えしました、

「ペンクリニック」についてお話します。


「ペンクリニック」というのは、

セーラー万年筆やパイロットコーポレーションなどで

何十年も万年筆の修理や開発を担当し、

万年筆に関して隅から隅まで知り尽くしている

「ペン職人」「ペンドクター」と言われる方々が、

全国の万年筆の販売店を回って

対面で、お客様と会話をしながら、

無料で万年筆の調整をするという万年筆イベントです。



「調整」とは、


●インクの出を良くしたい

●インクの出をしぼってほしい

●書き味をもっと滑らかにしてほしい


などの、万年筆に対するお客様の要望を聞いて、

理想の書き味に近づけてあげるということです。



一人一人、書きグセというのは違いますから、

ペンドクターの方は、対面での会話を通じて

お客様の筆圧や、筆記角度、筆記スピードなどを把握して、

その人に合った調整をされます。


ちなみに、ちょっと調整しただけで、

書き心地がころっと変わります。

自分の万年筆が、気持ちよく書けるようになれば、

誰でも思わず笑顔になってしまいます。



なお、どうしても調整では無理という方は、

「修理」に出すことを勧められます。

あくまで「調整」ですので、出来ることは限られています。


ですが、けっこう無理な注文でも

聞いていただけことが多いですので、

万年筆にトラブルがある方は、修理に出す前に

まずはペンクリニックで診てもらうことをオススメします。

無料ですしね。



現在、私たちが全国でお会いできるペンドクターは、


●ペンドクター 長原幸夫氏 (セーラー万年筆) 

●ペンドクター 川口明弘氏 (セーラー万年筆)

●ペンドクター 広沢諄一氏 (パイロットコーポレーション)

●ペンドクター 奥野浩司氏 (パイロットコーポレーション)


の4名です。


ちなみに最初にペンクリニックを始めたのは、

2007年、厚生労働省の「現代の名工」に選出された

セーラー万年筆の長原宣義氏ですが、

ご高齢のため、現在はほとんどペンクリニックはされておりません。

ご子息の長原幸夫氏がその技を受け継いで、全国を回っていらっしゃいます。



最後に、ここで誰もが疑問に思うこと、

「ペンクリニックでどんな注文をしているのか?」

にお答えします。


これについては、

お店でひそかに統計を取りましたので、是非参考にしてください。


■ ペンクリニックでよくある注文例 ■


●インクフローを良くしたい (もっとインクを良くする、しぼる)

●字幅を調整してほしい (もうすこし細く・もうすこし太くなど)

●ペン先の滑りを良くしたい (引っかかる・横滑りが良くないなど)

●ペン先曲がり調整 (床に落としたなど、重度の場合は修理対応)

●全体的にチェックしてほしい (新品調整など)


さらに上級者になると、

●筆記角度を調整してほしい (より自分好みに)

●『ノ』のはらいのときに特に引っかかる (細かい!)

●書き味を『ぬらぬら』という感じにしてほしい」 (万年筆で一番好まれる書き味です)


という感じです。



もしお近くの販売店などでペンクリニックの開催がありましたら、

是非とも遠慮せずに参加して、

ペンドクターに、自分の思いのたけをぶつけてください。


初めはけっこう緊張しますが、

ペンドクターの方は皆さん優しいかたばかりですから、

できるだけ理想に近づけるように一生懸命努力していただけると思います。


そして無理ならはっきり「無理!」と言われます。

やはりそこは職人です。



■■編集後記


■セーラー万年筆の展示会に行ってきました。


いろいろと新製品情報を仕入れることが出来ました。

セーラーに限らず、舶来の筆記具メーカーに関しても。


そして何より、15:00から

ペンドクターの川口先生の研修会があるということでしたので、

迷わず参加しました。


1時間ほど、川口先生や最近の万年筆事情などを

最前列でうかがってきました。

そしてこのメルマガでご紹介できるように、

手元の万年筆を、フル稼働させてメモしまくってきました。


次回は、その川口先生の研修会で得たことをご報告します。

秘匿性の高いことも含まれますので、

メルマガにはもってこいですね。



■前回告知させていただいた

ウェブサイトの件ですが、

今の今までがんばっみましたが、

どうしても原因が分からないトラブルが発生したようなので

今回はまだご紹介できません。

申し訳ありません。


遅れる分、クオリティをあげてお届けするつもりですので、

どうか今しばらくお待ちください・・・m(_ _)m



それでは今日はこの辺で、

いつかあなたが、最高の一本に出会えますように・・・。




※ちなみに、中屋万年筆やモンブランも、

 同様のペンクリニックを開催していることがありますが、

 本日紹介したクリニックと多少、趣旨が異なりますので、
 
 割愛させていただきました。


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 今号も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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 ■■ なぜ人は、万年筆に魅了されるのか ■■

 発行人 : 吉尾武訓(よしおたけのり)



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