◆■第3回■ 万年筆で気持ちよ~く文字を書くコツ [万年筆の基礎知識]
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■ メルマガ発行人 吉尾武訓のプロフィール
⇒ http://ameblo.jp/yoshi-ossan/entry-10618962846.html
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こんにちは、吉尾武訓です。
とりあえずスタートするための万年筆は、無事ゲットできたでしょうか?
(まだの方は、前回のメルマガのバックナンバーを参考に
とりあえず安価な万年筆を一本手に入れることをおすすめします)
第3回のお題は、「万年筆で気持ちよ~く文字を書くコツ」についてです。
是非、万年筆を片手にお読みください・・・
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■■ 万年筆の基礎のキソ篇 ■■
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第3回 万年筆で気持ちよ~く文字を書くコツ
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万年筆の「利点」というのはたくさんあるのですが、
多くの万年筆愛用者が、万年筆に一番に求めること・・・
それはなんといっても、
「力をいれずに、スラスラ~と文字が書ける」
ということ!これに尽きます!
万年筆というのは、第1回でもお話したように、
「ペン軸」の中のインクが、
「ペン芯」の細~い溝を通って、
「ペン先」に常に供給される構造を持っています。
つまり、ペン先(実際に紙に接触させて筆記する部分)の先端の部分まで、
常にダクダクとインクが届いている状態になっているのが万年筆です。
ですから筆記するときは、
「ペンポイント(ペン先の先の玉がついている部分)」を
紙の上にただ載せるだけで文字が書けるということです!
その際、まったく力を入れなくても筆記できるということです!
この点は、ボールペンとは大きく違います。
ボールペンは、その名の通り、
チップの先のボールを回転させることで
ボール表面のインクが紙に転写される仕組みになっています。
ですから、ボールを回転させるために、
ある程度筆圧をかける必要があります。
油性ボールペンの場合はとくにそうです。
ですから、万年筆で筆記するときは、
「できるだけ力を抜いて、リラ~ックスして書く」ことを意識してください。
いいですか?「リラ~ックス」です。
ためしに今、ノートやメモを用意して
何か文字を書いてみてください。
ちなみにペンを試し書きをするときの文字は、
「永」の文字がいいです。
なぜかというと、この「永」という漢字には、
日本語の「トメ」「ハネ」「ハライ」「横線」「縦線」「点」などが
全て含まれているからです。
あとは、名前とか、住所とか、
普段からよく書きなれた文字を書いてみてください。
普段良く書いている文字を書いてみることで、
万年筆の書き心地の差が分かります。
いかがでしょうか?
ちょっと万年筆が楽しくなってきたのではないですか?
ちなみに、普段から油性ボールペンを使い慣れている方などは、
この「力を抜いて書く」というのが
なかなか難しかったりします。
それでも、ずっと使っていくうちに
だんだん慣れて、余分な力がぬけてきます。
そうするほうが、万年筆は書きやすいからです。
ですから、慣れるまでは、
普段ボールペンを使う場面でも、可能な限り万年筆を使うように
心がけてみてください。
そのうち逆に、ボールペンを使うのがおっくうになっていきます。
それでは今日はこの辺で。
いつかあなたが、最高の一本に出会えますように・・・
■■ 編集後記 ■■
この「力を抜いて書く」ということをご存じないゆえに、
始めの一本の万年筆をダメにしてしまったり、
「ゼンゼン書けない!」とあきらめてしまう方が、
たまにいらっしゃいます。
たとえば、ペン先の種類によっては、すごくやわらかいものもあります。
万年筆をよく使われる方にはその方が滑らかに筆記できるので
好まれるのですが、
万年筆初心者でボールペンになれた方が、
力を入れて筆記すると、
「くにゃっ」とペン先が曲がって、開いてしまいます。
そのまま筆記すると、2重の線になってしまったり、
ひどい場合は、曲がったまま戻らなくなってしまうこともあります。
その点、私が前回オススメした万年筆は、
全て「ステンレス・スチール」のペン先なので、
屈強で曲がりにくいです。
その分、万年筆愛用者にとっては
書き心地が物足りないのですが、
ビギナーにとっては、とりあえず十分です。
というか、今は技術は発達しているので、ステンレスのペン先でも
十分書きやすいはずです。
ですから、まずはお持ちのリーズナブルな万年筆で練習して、
慣れたころに、ちょっと高級な万年筆なども検討してみてください。
・・・な~んて、
私がいつも働くお店でも言えたらいいんですけどね!
※ 前回まで掲載していた『新製品・限定品情報』は、
よく考えたら当メルマガの現在のテーマにそぐわないので
今回からカットさせていただきます。
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最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
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発行人: 吉尾 武訓
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モットーは「一番重要なことに集中する」「素直に行動する」
「心の声に従う」「今日一日の区切りで生きる」です。
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バックナンバーを整理して公開しようと思っていますので、
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万年筆の「利点」というのはたくさんあるのですが、
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それはなんといっても、
「力をいれずに、スラスラ~と文字が書ける」
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万年筆というのは、第1回でもお話したように、
「ペン軸」の中のインクが、
「ペン芯」の細~い溝を通って、
「ペン先」に常に供給される構造を持っています。
つまり、ペン先(実際に紙に接触させて筆記する部分)の先端の部分まで、
常にダクダクとインクが届いている状態になっているのが万年筆です。
ですから筆記するときは、
「ペンポイント(ペン先の先の玉がついている部分)」を
紙の上にただ載せるだけで文字が書けるということです!
その際、まったく力を入れなくても筆記できるということです!
この点は、ボールペンとは大きく違います。
ボールペンは、その名の通り、
チップの先のボールを回転させることで
ボール表面のインクが紙に転写される仕組みになっています。
ですから、ボールを回転させるために、
ある程度筆圧をかける必要があります。
油性ボールペンの場合はとくにそうです。
ですから、万年筆で筆記するときは、
「できるだけ力を抜いて、リラ~ックスして書く」ことを意識してください。
いいですか?「リラ~ックス」です。
ためしに今、ノートやメモを用意して
何か文字を書いてみてください。
ちなみにペンを試し書きをするときの文字は、
「永」の文字がいいです。
なぜかというと、この「永」という漢字には、
日本語の「トメ」「ハネ」「ハライ」「横線」「縦線」「点」などが
全て含まれているからです。
あとは、名前とか、住所とか、
普段からよく書きなれた文字を書いてみてください。
普段良く書いている文字を書いてみることで、
万年筆の書き心地の差が分かります。
いかがでしょうか?
ちょっと万年筆が楽しくなってきたのではないですか?
ちなみに、普段から油性ボールペンを使い慣れている方などは、
この「力を抜いて書く」というのが
なかなか難しかったりします。
それでも、ずっと使っていくうちに
だんだん慣れて、余分な力がぬけてきます。
そうするほうが、万年筆は書きやすいからです。
ですから、慣れるまでは、
普段ボールペンを使う場面でも、可能な限り万年筆を使うように
心がけてみてください。
そのうち逆に、ボールペンを使うのがおっくうになっていきます。
それでは今日はこの辺で。
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始めの一本の万年筆をダメにしてしまったり、
「ゼンゼン書けない!」とあきらめてしまう方が、
たまにいらっしゃいます。
たとえば、ペン先の種類によっては、すごくやわらかいものもあります。
万年筆をよく使われる方にはその方が滑らかに筆記できるので
好まれるのですが、
万年筆初心者でボールペンになれた方が、
力を入れて筆記すると、
「くにゃっ」とペン先が曲がって、開いてしまいます。
そのまま筆記すると、2重の線になってしまったり、
ひどい場合は、曲がったまま戻らなくなってしまうこともあります。
その点、私が前回オススメした万年筆は、
全て「ステンレス・スチール」のペン先なので、
屈強で曲がりにくいです。
その分、万年筆愛用者にとっては
書き心地が物足りないのですが、
ビギナーにとっては、とりあえず十分です。
というか、今は技術は発達しているので、ステンレスのペン先でも
十分書きやすいはずです。
ですから、まずはお持ちのリーズナブルな万年筆で練習して、
慣れたころに、ちょっと高級な万年筆なども検討してみてください。
・・・な~んて、
私がいつも働くお店でも言えたらいいんですけどね!
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よく考えたら当メルマガの現在のテーマにそぐわないので
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モットーは「一番重要なことに集中する」「素直に行動する」
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2010-08-18 00:00